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追想五断章 米澤穂信氏

リドル・ストーリーだよ。面白いから読んでみて。」と手渡された。

リドル・ストーリーって、最後の結末を読者が判断するアレでR。私はあまり好きではない手法の…。
英語の教科書に載っていたのは有名な「女か虎か」結末に思いを巡らせていて、学習に身が入らなかった記憶がある。
追想五断章 (集英社文庫)追想五断章 (集英社文庫)
(2012/04/20)
米澤 穂信

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内容(「BOOK」データベースより)
古書店アルバイトの大学生・菅生芳光は、報酬に惹かれてある依頼を請け負う。
依頼人・北里可南子は、亡くなった父が生前に書いた、結末の伏せられた五つの小説を探していた。調査を続けるうち芳光は、未解決のままに終わった事件“アントワープの銃声”の存在を知る。
二十二年前のその夜何があったのか?幾重にも隠された真相は?米澤穂信が初めて「青春去りし後の人間」を描く最新長編。

物語は、発見されていく掌編の掲載と実際のストーリーが並行し、過去が行き交い、また複数のエピソードが交差して進んでいく。

可南子の父 「叶黒白」の遺作の捜索。
芳光自身のくらしと古書店を営む叔父のくらし。
父、叶黒白もとい、北里参吾が過去に外国で巻き込まれた事件。「アントワープの銃声」をめぐる疑惑。当時の可南子は?

ひとつの物語が発見されると、可南子からは父の残したリドル・ストーリーの回答の原稿のコピーが見せられる。
掌編を探すたびに、北里参吾の過去が暴かれる。
父の残した掌編の回答は何を意味するのか?
そして、それらが全て揃った時に見えたものは・・・。

あまり読んだ事のない作風の小説だった。
途中なんとなく予測はできるのだが、不確かなので楽しんで読むことができる。
ひねりを加えてあるから、結末に行き着くまでの予測修正も試みた。
しかし結論には確信はない。これもまた大枠でリドル・ストーリーだろうなあ。
人にはそれぞれ物語がある。それは、残しておきたい人もあれば、取るに足らないものも多い。多くの人にはあえて読んで貰わなくてもいいけれど、自分の気持ちの中で完結するために書く場合。また、わかって貰いたくて、あえて関係者にのみ開示したい時だってある。

人の生きた中の真実は所詮、その人にしかわかりえない。
だけど、守りたい人の為に書いたんだろうなあ。(自分の気持ちを安心させる為に)
結末の回答を入れ替える事も可能な掌編は、かなり引き込まれた。

ただ気になったのは、今後の芳光と叔父広一郎のその後である。

そして、アントワープの銃声はロス疑惑を連想させた。
「三浦容疑者って、最後はどうなったんだっけ?」
「自殺したよ」
・・・ああ、そうだった。

誰も気にしちゃいない。今日もどうもありがとう。


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興味の対象を勝手に書いてます。(笑)ステキなコメントはお気軽に…。

気になる事を書いているのに、「このブログタイトル」はどうなんだろう?と自問自答の日々。

「今を生ききる」←近年の目標!ここまで来たら「残り全部バケーション」な人生でありたい。2009年佐野元春の「LIVE ON」の響きが心の励み。時々「陽の射す丘の影」を探している。新しいシャツを模索してるうちに、なんでもめんどくさく感じてしまって、反省中(^^ゞ

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