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白いしるし 西 加奈子氏

読み終わると、まるで白いモヤの中にいるようだった。
鼻先に絵の具の臭い。指先に白い絵の具が付着しているかのように、重い。
現実的でありそうで、私の周りでは出会えそうもないストーリーでR。きっと、誰もがちょっと憧れたりするのではないかな。
データベースには「失恋小説」とあるが、そんなに軽い表現では作者に失礼だと思う。感情の渦が誘導する物語。
白いしるし白いしるし
(2010/12)
西 加奈子

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登場人物主要4人は強く繋がりあっているようで、決して繋がらない。
一人一人が今を懸命に生きている。孤独を楽しみながら…
今を不安に思いながら。

そして彼らは、他人にはなりえない「その人の名前の付いた作品」のようだった。
画廊16のオーナー塚本美登里だけがほのかに「人間」だった。
〔登場人物〕
アラサーのフリーター画家:夏目香織
へたな写真家:瀬田
若き画家:間島昭史
離婚歴有画廊のオーナー:塚本美登里

現実に何か特別な事件が起こるわけではないが、夏目香織が『間島昭史』の「白い山の絵」に出会ってから、心の空間内で全ページをあげて事件というか、巻き込まれる現象が勃発・続出する。
間島昭史のキャラクター設定がすごい。こんな人はちょっと憧れる。
自分の事を味方だと考えてくれるなら、つきあってみたい。が、彼と離れる場合を考えるとちょっと億劫な気がする。
まともだと思っていた「瀬田」も固執した部分があった。

結局、みんな自由を謳歌しているように見えて、実は不自由な観念を持っている。
そして、やはり千差万別なのでR。
解放されたいが、解放されない(できない)部分を持っている。

この小説を読んでいると、現代国語の長文読解の問題文を読んでいるような錯覚を覚えた。

<問題> 夏目が間島を見て「真摯な人なのだ、と、改めて思った。同時に、そんなことでは、生きづらいだろう、とも思った。」の場面で「そんなこと」とは何か。20文字以内で答えよ。

な~んて思っちゃいました。


誰も気にしちゃいない。今日もどうもありがとう。


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(だが、商品紹介はあまり無い…だって、オフィシャルブログじゃないだもん♪=ハッキリ言って別物。)
興味の対象を勝手に書いてます。(笑)ステキなコメントはお気軽に…。

気になる事を書いているのに、「このブログタイトル」はどうなんだろう?と自問自答の日々。

「今を生ききる」←近年の目標!ここまで来たら「残り全部バケーション」な人生でありたい。2009年佐野元春の「LIVE ON」の響きが心の励み。時々「陽の射す丘の影」を探している。新しいシャツを模索してるうちに、なんでもめんどくさく感じてしまって、反省中(^^ゞ

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