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『ドラえもんの育て方』横山泰行氏

ドラえもん


久しぶりに大学の先生の講演を聴く機会があった。

横山泰行名誉教授。
ドラえもんの研究を重ねで十数年になるとか。なるほど全編にドラえもん大好きオーラ出まくり。原稿なんてないようす。
お話は三つのテーマに沿って進められた。

●一つ目 何故、今ドラえもんなのか?
ドラえもんの連載は1970-1996 の約25年間。全1345話ある。
日本が高度成長を成し遂げ、豊かな時代に描かれたマンガである。
現在アジア各国で翻訳され読まれているとか。
何故今アジアの国々で広まっているのか。

それは日本の1950年代にディズニー映画に憧れた事と似ているらしい。
戦後の貧しい日本は、ディズニーの夢の世界に憧れ、いつかはこんな世界が訪れるとは思えないが、そのような世界に変えたい(したい)と思った。
現在の小さなアジアの国々も同じ、「いつかはドラえもんのような世界が享受できる日が来る」と希望している。そんなアジアの豊かさを推進する階層に受け入れられたという。

21世紀に入り、マンガ、アニメ、ゲームのいわゆるコンテンツ産業は世界を魅了し立派な日本の文化になっている。
TIMES (The Times は、英国の英語の保守系高級紙)でドラえもんが8ページもの特集を組まれたことがあるが、これは凄い事。表紙に日本人が載った事はあるが、8ページの記事は特異な事。そしてドラえもんマンガはいわば「古典化」しているとか。

富山県には偉人を多く輩出している。地元では松村謙三氏(元大臣)、近隣で瀬島龍三氏(元伊藤忠商事会長)。しかし藤子先生を忘れているのではないか。高岡市は藤子先生には冷たい。名誉市民の称号も付与せず、川崎市は名誉市民の称号を付与し、川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアムを建設した。(藤子さんの奥様が原稿を寄贈した為)2011年9月3日開館!
今更、高岡市が「ドラえもん」で村おこしをしようと考えても、資金不足で無理だろう。(なにしろ川崎市が先にやっちゃったから)…と辛口コメントも。
↓↓藤子・F・不二雄ミュージアムサイト(開館したて~)
http://www.fujiko-museum.com/pc.php

「のび太」という生きかた―頑張らない。無理しない。「のび太」という生きかた―頑張らない。無理しない。
(2004/12/01)
横山 泰行

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●二つ目 マンガ・テレビが推奨される理由
子供にマンガを読ませたくない人(親)は多いが、こと、ドラえもんに関しては寛容である。
但し世界の国でキリスト教信仰の国ではドラえもんは受け入れられていないとか。
問題視されたのは「ひみつ道具」。子供が成長する過程において、自ら考え、解決する段階で「ひみつ道具」を使うとは何事だ!そんなものに頼るのは許さない!というわけだ。CNNではテレビ放映も無いという。(かわいそ~)こちらの国の方は表面的な事にこだわりがあり、ドラえもんの本質を理解していない。

日本はドラえもんの真髄を理解しているから、大人達はすすんでドラえもんに触れさせる。
日本ではひみつ道具を乱用すると必ずしっぺ返しがあるよ。という事まで理解している。最終的には人間の力が全てであり、ひみつ道具では根本的な解決にならない事を理解している。
たとえば、映画が先行して輸出されていたならば、事情は違っていたであろう、との事。
(ひみつ道具が登場しない回は、たった1回だけあるそうだ)

ドラえもん学 (PHP新書)ドラえもん学 (PHP新書)
(2005/04/16)
横山 泰行

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●三つ目 仲間作りの天才 ドラえもん
ドラえもんは弱者の気持ちが判るイイヤツ。それはドラえもんの出生のエピソードにまでさかのぼる、ドラえもんが誕生した時トラブルがあり、彼はゴミ箱行きの出来損ないだった、それを運良く助けられてのび太の元へ派遣されるわけである。

のび太はどうしようもない「だめ男」で未来の子孫にまで迷惑を掛けている、そこで過去にさかのぼり「のび太改造計画」が実行された。そして、しずちゃんの婿になる許可を得るまでになった。(しずちゃんのパパは登場人物中で一番聡明キャラ。そのパパが認めた男に成長したのだ)

ここにあるのは「コーチング」の技術。(コーチ=ドラえもん クライアント=のび太)ドラえもんはのび太の持つ眠っている力、可能性を引き出す。的確に時間をかけ。飽きっぽいのび太をどんどんチャレンジさせ勇気を持たせる。そしてドラえもんの慈しみの目はのび太だけにとどまらず、スネオやジャイアンにも注がれるのだ。

ドラえもんが描いていることは、夢を実現する事より、将来にわたって夢を持ち続ける事のほうが、はるかに大事!という事。
例えるならダルマ。転がっても起き上がる回数が多ければ、夢に近づける。時には新しい夢に向かってたちむかえる事もできる。(ココ良い話です!)
とにかく続けるって大事。
失敗しても立ち上がりチャレンジする。そこに勇気が生まれる。ドラえもんはのび太に課題を与えながらバックアップする。
良いひみつ道具(例えば説教)も使い方を誤れば(長々の説教=ひみつ道具の乱用)効果が無い。さらにマイナスになる。
例えば「愛」は最高のひみつ道具。使い方、見方を変えてみる。適切に使い方を場面に応じて変身させる事ができる。ひみつ道具は各人皆違う。子供に使う場合も時間と共に道具の使用結果が違ってくる。成長に応じたひみつ道具が必要。(これは、小さい頃は頭をなでると喜んでいたのに、中学生位になると、触ると怒る。という事か?)
…というようなお話で、ドラえもんの世界も我々の世界とは全く無関係ではないという事でした。

ドラえもんの「育て力」―人生に必要なことは、すべて「ドラえもん」が教えてくれた! (East Press Business)ドラえもんの「育て力」―人生に必要なことは、すべて「ドラえもん」が教えてくれた! (East Press Business)
(2005/09)
横山 泰行

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「ドラえもんのポケットの作り方を教えてもらえるんか~?」のお問い合わせはお門違いでした!

以上、長文は私のMEMOの為です。読了感謝致します。

※余談ながら「中学生以上になると頭を触ってはいけない」と聞いた事があります。
その頃(思春期・成長期)になると、頭を触るとバカにされた気持ちになるそうです。



■横山泰行氏 富山大学名誉教授 教育学博士 ドラえもんアナリスト 1942年岐阜県出身
ドラえもん学コロキアム
↓↓↓    
http://www3.u-toyama.ac.jp/doraemon/

•2009年 ドラえもんの電子大百科事典を目指し、「グーグルの Knol」を使用してホームページ「ドラえもん Knol」を開設。

誰も気にしちゃいない。今日もどうもありがとう。


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興味の対象を勝手に書いてます。(笑)ステキなコメントはお気軽に…。

気になる事を書いているのに、「このブログタイトル」はどうなんだろう?と自問自答の日々。

「今を生ききる」←近年の目標!ここまで来たら「残り全部バケーション」な人生でありたい。2009年佐野元春の「LIVE ON」の響きが心の励み。時々「陽の射す丘の影」を探している。新しいシャツを模索してるうちに、なんでもめんどくさく感じてしまって、反省中(^^ゞ

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