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日本画の巨匠三山展 富山県立近代美術館

富山県立近代美術館開館30周年記念
東山魁夷 杉山寧 高山辰雄 日本画の巨匠三山展が開催された。
この展示は富山県立近代美術館のオリジナル展示だそうです。

三山展

昭和を代表する日本画家―東山魁夷(1908年―1999年)、杉山寧(1909年―1993年)、高山辰雄(1912年―2007年)は、戦後、日展を活躍の舞台としました。三人三様のアプローチで日本画の世界に挑み、おのおのが独自の画境を確立し、昭和の美術を華やかに彩りました。
画家の姓に「山」があることから、人々は親しみと尊敬の念をこめて三巨匠を「日展三山」と呼び、その画業を讃えました。本展覧会は、今も多くの人々に愛され続けている三山の名作の数々を一堂に紹介いたします。

富山県立近代美術館のHPより

会場:富山県立近代美術館

会期:2011年9月3日(土曜)から10月16日(日曜)まで
   ・前期 9月3日(土曜)から25日(日曜)まで
   ・後期 9月27日(火曜)から10月16日(日曜)まで

    午前9時30分から午後5時まで(入館は午後4時30分まで)

    ※前期と後期で作品の入れ替えがあるらしい…という事は、見たかったあの絵が、後期に…(作品数が思いの外少なめとは感じましたが…)
三山展パンフ

この三人が活躍したのは戦後。この時代は西洋からたくさんの西洋画が伝わり、
それまで欧米の絵画を禁じていた反動もあり、西洋画賛美に転じた時代でもあるらしい。「日本画」にとっては、過酷な時代背景だったとか…
そんな中、これまでの日本画とは違ったカタチで…という事で奮闘したのが、この三氏であるらしい。

東山魁夷氏は有名なので良く知っていた。
でも、まとまって、原画をみるのは今回が初めて。
やはり色遣いが美しい。そして、東山さんの描いたものは、単に風景ではなく、一端、目にした風景を持ち帰り、自分の中で置きかえての表現である。
現代人をも魅了する絵はやはりその中に封じ込めるものがあるからこそ、人の心を揺さぶるのだなと感じた。
そして、やはり「生」は素晴らしい。筆のタッチや微妙な風合いはやはり「印刷」では伝わらないのだ。

高山辰雄氏は何となく聞いたことがあるかな~程度でよく知らない。どうも「文芸春秋」の表紙を13年間、描かれていたらしい。
高山辰雄 髙山辰雄《日輪》1987年1月号掲載

↑これは正月用だけど、全体的に画風はちょっと、暗い…。人間の苦悩などを描いているようだ。…みんな緊張した表情です。ちゃぶ台でごはんを食べる子供を描いた「食べる」の悲壮な事…
ここでも「迫り来るような、迫力」は「生」でないと感じられないだろう。

さて、今回の三氏の中で興味を持ったのは杉山寧(やすし)氏 
あかぬけていた。描かれたのは今から50年位も前なのに、現代感覚なのです。

そして、描いている対象も日本画らしく、花鳥もあるのだが、「目に見えない心情風景」(耽)(仮象)や線と面を意識して描かれたもの(自転車)美しい色彩と形を描いたもの(孔雀)
そしてエジプトの旅の行程の絵。光の投射で美しい色彩の絵。題材も画風も様々だった。今回の展示三氏の中では、一番心が奪われました。あまりにも題材がさまざまなので、いったいどのような方かがさらにミステリー。

何となく感じたのは、杉山さんの登場は「時代が追いついていなかったのでは?」という事。
昭和後期ならちょうどだったかも…。

残念ながら、記念販売の絵はがき等は、東山魁夷が多くを占め、杉山寧のハガキは少なかったし、展示の絵のハガキも数点のみなのが心残りでした。

今回の企画展の目玉は、64年の日展の展示室を再現したコーナー。

左から 高山辰雄「穹」・中 杉山寧「穹」・右 東山魁夷 「冬華」
    夜空の月を描いた  スフィンクス像  冬景色

いずれも題材が「月」でした。

そして、当時の様子を伝える、ライターの記事が張り出されてあった。

これがまた、いい感じの記事です。この空間だけ、タイムスリップしたようになります。

それは、東海新幹線が開通し、東京オリンピックの頃の話です。

毎週 土曜日14:00から学芸員の解説がある模様です。
この企画は巡回展ではなく、富山だけのオリジナル展らしいので、お見逃し無く!

※驚いたことに、杉山さんの「自転車」のモデルの娘さんは、作家、三島由紀夫氏と見合い結婚して、平岡瑤子となられた方でした!

※追記 東京国立近代美術館にて、思いがけず入手!残すは高山さんの「穹」!
三山

誰も気にしちゃいない。今日もどうもありがとう。


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興味の対象を勝手に書いてます。(笑)ステキなコメントはお気軽に…。

気になる事を書いているのに、「このブログタイトル」はどうなんだろう?と自問自答の日々。

「今を生ききる」←近年の目標!ここまで来たら「残り全部バケーション」な人生でありたい。2009年佐野元春の「LIVE ON」の響きが心の励み。時々「陽の射す丘の影」を探している。新しいシャツを模索してるうちに、なんでもめんどくさく感じてしまって、反省中(^^ゞ

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